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過去の全学体験ゼミナール:
『最先端メディカルゲノムサイエンスを体験する2017 S』

履修登録期間 2年生:2017年4月14日(金)~ 4月18日(火)
1年生:2017年4月19日(水)~ 4月21日(金)
履修科目確認
訂正期間
2年生:2017年4月26日(水)~ 4月27日(木)
1年生:2017年4月28日(金)~ 5月1日(月)
メール申込期間 2017年4月14日(金)〜 4月21日(金)正午
採否の通知 2017年4月24日(月)〜 4月28日(金)
実習実施期間 2017年5月採択決定 〜 8月2日(水)
プログラム (1) 泊 幸秀 先生「遺伝情報を消去!?~RNAサイレンシングを体験する~」
(2) 野田 尚宏 先生「産総研を体験する」
(3) 糸川 昌成 先生「医学研を体験しよう! - 来て・見て・触れて医学研 -」
(4) 清宮 啓之 先生「がん薬物療法入門」
(5) 佐藤 均 先生「正常細胞とがん細胞、ES細胞とiPS細胞の染色体を比較してみよう」
(6) 渡邊 学 先生「ヒト乳がん組織を用いた免疫組織化学染色」

<プログラム1> 泊 幸秀 先生

タイトル 「遺伝情報を消去!?~RNAサイレンシングを体験する~」
内容 本来タンパク質を作るための遺伝情報として働いているRNAが、ある局面では逆に遺伝子発現を押さえ込む「RNAサイレンシング」という現象が注目を集めている。本企画では、RNAサイレンシング関連因子の結晶構造の理解や、細胞抽出液を利用したRNAサイレンシングの試験管内再構築実験、ゼブラフィッシュ胚と蛍光タンパク質をもちいたRNAサイレンシングの顕微鏡観察実験等を通じ、分子レベルから個体レベルに至るまで幅広い視点から、RNAサイレンシングのメカニズムと生物学的意義を探る。
場所 本郷弥生キャンパス・分子細胞生物学研究所・RNA機能研究分野
実習責任者 泊幸秀・教授(tomari@iam.u-tokyo.ac.jp)
期間 見学込4日間程度 (柔軟に対応)
受入人数 4名程度 (柔軟に対応)
参考HP http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/tomari

<プログラム2> 野田 尚宏 先生

タイトル 「産総研を体験する」
内容 産業技術総合研究所(産総研)は、産業技術の幅広い分野におけるさまざまな技術開発を総合的に行っている、日本最大級の公的研究機関です。基礎研究と製品化研究の間の「橋渡し」研究を行うことが中心的なミッションです。本プログラムでは、産総研バイオメディカル研究部門で行っている研究の紹介、施設や設備の見学、研究室ミーティングの参加、若手研究員との懇談等を通じて、公的研究機関の日常を体験します。(実験実習は行いません)
場所 産業技術総合研究所(茨城県つくば市)・ 生命機能分子工学分野
実習責任者 野田尚宏・客員准教授 (noda-naohiro{at}aist.go.jp)
期間 7月3〜21日の連続する2日間、計12時間程度
受入人数 1~8人
参考HP https://unit.aist.go.jp/bmd/gr/bia-4/index.html

<プログラム3> 糸川 昌成 先生

タイトル 「医学研を体験しよう! - 来て・見て・触れて医学研 -」
内容 (1) 医学研で生命科学の先端研究を走らせるプロジェクトリーダーたちが、実験の面白さ、発見の興奮、研究が開く可能性と未来について、熱く楽しく紹介します。
(2) 医学研で研修中の学生たちが、生命科学の先端研究所で研究する日常について参加者と語り合います。
(3) 実験室や先端中央機器室、実験設備を案内し、医学研で研修中の学生たちが質問に答えます。
場所 東京都臨床医学総合研究所・臨床医科学分野
実習責任者 田中啓二・客員教授(tanaka-kj{at}igakuken.or.jp)、正井久雄 ・客員教授(masai-hs{at}igakuken.or.jp)、 糸川昌成・客員教授 (Itokawa-ms{at}igakuken.or.jp)
期間 2017年6月~8月の土曜日曜日 午前10時から午後4時
受入人数 10-20名程度
参考HP http://www.igakuken.or.jp/

<プログラム4> 清宮 啓之 先生

タイトル 「がん薬物療法入門」
内容 いまや国民の2人に1人ががんになる時代。手術できない進行がんや転移がんに対し、最後の砦となるのは薬物療法です。本企画では、がん薬物療法の基本を学ぶとともに、簡単な実習により抗がん剤の薬理効果を確認します。具体的には、抗がん剤を加えたがん細胞内で損傷シグナルが生じる様子をカラー蛍光顕微鏡で観察します。「分子標的治療」や「がん幹細胞」など、具体的な研究テーマに取り組んでいる大学院生の実態や、生命医科学系ラボの日常に興味がある人にもお薦めのゼミです。
場所 お台場キャンパス・(公財)がん研究会がん化学療法センター分子生物治療研究部・がん分子標的治療学分野
実習責任者 清宮啓之・客員准教授(hseimiya{at}jfcr.or.jp)
期間 見学をあわせて2日
受入人数 4〜5名程度まで
参考HP http://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/molecular_biotherapy

<プログラム5> 佐藤 均 先生

タイトル 「正常細胞とがん細胞、ES細胞とiPS細胞の染色体を比較してみよう」
内容 正常ヒト染色体分析と実験(FISH法)して染色体コピー数の比較をして正常細胞とがん細胞の違いを確かめてもらいます。再生医学領域で重要なES細胞やiPS細胞の抱えている問題についてもディスカッションします。
場所 白金台キャンパス・医科学研究所・病態医療科学分野
実習責任者 佐藤均・准教授(hitsatoh{at}k.u-tokyo.ac.jp)
期間 医科研内の見学を含めて3日間程度
受入人数 3〜4名
参考HP 特になし

<プログラム6> 渡邊 学 先生

タイトル 「ヒト乳がん組織を用いた免疫組織化学染色」
内容 ヒト乳がん組織を用いて、任意の分子のタンパク発現および細胞内局在を免疫組織化学染色で解析します。また、これらの結果について考察します。
場所 白金台キャンパス・医科学研究所・ゲノムシステム医療科学分野
実習責任者 渡邊学・准教授(wata{at}k.u-tokyo.ac.jp)
期間 2日間
受入人数 1〜2名
参考HP http://ssmgs.net/lab/

<プログラム6>冨田章弘先生

タイトル 代謝ストレスに対するがん細胞の応答を観察する
内容 『培養がん細胞を用いた研究をがんの専門施設にて体験できます。実習では、新しいがん治療法の研究の一端として、栄養欠乏などの代謝ストレスに対するがん細胞の応答を、イメージング機器を用いて観察します。解説を行うミニ講義に加え、施設見学もあります。』
場所 お台場キャンパス・(公財)がん研究会がん化学療法センター ゲノム研究部・がん分子標的治療学分野
実習責任者 冨田章弘・客員教授(akihiro.tomida{at}jfcr.or.jp)
期間 2日
受入人数 4名程度まで
参考HP http://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/genome/index.html

<プログラム7>合山進先生

タイトル 細胞分裂を観る
内容 『1つの細胞が2つに分裂する時、何が起きているのでしょうか?本実習では、蛍光色素で標識した細胞分裂関連分子を当教室で開発したレトロウイルス作製システムを用いて細胞に導入し、その細胞が分裂する瞬間をライブイメージングで観察します。』
場所 白金台キャンパス・医科学研究所総合研究棟5F・細胞療法分野
実習責任者 合山進・准教授(goyama{at}ims.u-tokyo.ac.jp)
期間 実習、ミニ講義をあわせて3-4日程度
受入人数 4名程度まで
参考HP http://www.cbms.k.u-tokyo.ac.jp/lab/gouyama.html

<プログラム8>中井謙太先生

タイトル イン・シリコ生命科学研究とはどんなものか?
内容 『イン・シリコ(in silico)とは、ガラス(vitro)試験管の代わりにシリコンチップ(コンピュータ)を使って生命研究を行うスタイルを指します。この実習では、参加者の経験や能力に応じて、実際に医科学研究所の保有するスーパーコンピューターを見学・体験してもらい、簡単なプログラミングにも挑戦してもらう予定です。』
場所 白金台キャンパス・医科学研究所・機能解析イン・シリコ分野
実習責任者 中井謙太・教授(knakai{at}ims.u-tokyo.ac.jp)
期間 見学を合わせて2日程度
受入人数 2名程度まで
参考HP http://fais.hgc.jp/

<プログラム9>松田浩一先生

タイトル 遺伝子医療革命-DNAが医療を変える-
内容 『血液や唾液などからDNAの抽出、遺伝子型の決定、病気の発症リスク予測という一連の実験を行う。また約20万人分のDNA、血液を保存しているバイオバンクジャパンの見学を行う。』
場所 白金台キャンパス・医科学研究所総合研究棟6階・クリニカルシークエンス分野
実習責任者 松田浩一・教授(koichima{at}ims.u-tokyo.ac.jp)
期間 3日間
受入人数 5名程度
参考HP http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/nakamura/matsuda/index.html
http://biobankjp.org/

<プログラム10>佐藤均先生

タイトル 正常細胞とがん細胞、ES細胞とiPS細胞の染色体を比較してみよう
内容 『正常ヒト染色体分析と実験(FISH法)して染色体コピー数の比較をして正常細胞とがん細胞の違いを確かめてもらいます。再生医学領域で重要なES細胞やiPS細胞の抱えている問題についてもディスカッションします。』
場所 白金台キャンパス・医科学研究所・病態医療科学分野
実習責任者 佐藤均・准教授hitsatoh{at}k.u-tokyo.ac.jp
期間 医科研内の見学を含めて3日間程度
受入人数 3名〜4名
参考HP 特になし

カリキュラム

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