先端がん治療分野 平成30年度の学生募集をします

准教授: 稲生 靖
TEL: 03-6409-2143
E-mail: yino-nsu{at}umin.ac.jp
研究室HP

研究紹介

【キーワード】ウイルス療法・単純ヘルペスウイルス・抗がんウイルス・抗がん免疫

 手術や放射線治療、薬物治療の技術が進歩しているにもかかわらず、がんによる死亡率が増加の一途をたどる現況において、あらゆるがんを完治させるには、既存の治療法とは異なる革新的な治療アプローチが必要です。私たちは、がん細胞のみで複製することができるウイルスを利用した「ウイルス療法」のトランスレーショナルリサーチを実践しています。
 特に、単純ヘルペスウイルスⅠ型(HSV-1)の遺伝子を人為的に変異させて、がん治療に安全に適用できる遺伝子組換えHSV-1を開発しています。三重変異を有する第三世代のがん治療用HSV-1(G47Δ)を用いて、世界に先駆けた臨床試験を進めています。
 一方で、バクテリア人工染色体と組換え酵素系を利用して遺伝子組換えHSV-1作製システムを開発し、G47Δの基本骨格にさまざまな遺伝子やプロモータを挿入して、特殊な機能を付加した新規の遺伝子組換えウイルスを作製しています。ウイルス感染や複製が細胞の防御機構や自然免疫に左右される一方、体内でウイルスががん細胞を破壊すると効率よく抗腫瘍免疫が誘導されるなど、私たちの研究は免疫とも密接に関わっています。また、ヒトの悪性脳腫瘍組織から、がん幹細胞を分離培養して、がん幹細胞の特性解明や根絶法の開発研究も行っています。

 当研究室では、附属病院の医師と研究者が一緒になって、実際に明日のがん治療に役立つ先端的な研究成果の創出をめざしています。個々の興味とアイディアを研究テーマに反映させながら、基礎と臨床を橋渡しする先端的開発研究を実践します。




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