生物情報科学分野

教授: 岩崎 渉
E-mail: iwasaki{at}edu.k.u-tokyo.ac.jp
研究室HP
岩崎渉先生は2021年4月より理学系研究科から新領域創成科学研究科先端生命科学専攻に本務先が変更となります。メディカル情報生命専攻の生物情報科学分野では学生 (修士、博士)を募集しません。

研究紹介

【キーワード】ゲノム・生命システム進化、メタゲノム・微生物ダークマター、環境DNA、バイオインフォマティクス・進化生態情報学

生命進化のルール・未知のポテンシャルを解明する

私たちの研究室では、特定の生物や個別の問題にフォーカスした従来の生物学から、俯瞰的なデータサイエンスへと変貌する生物学への大きな流れに注目しています。そして、バイオインフォマティクス、理論・数理、実験、フィールドサンプリング、また他分野の技術や手法も含めたあらゆるアプローチを先入観なく取り入れつつ、以下の5つの本質的な問いに挑むことをミッションとしています。

1.生命システム・ゲノム進化学

極めて精巧で複雑な生命システムはどうして進化できたのか?

2.エコシステム戦略学

生態系はどうして今の姿で安定に維持されているのか?

3.機能未知遺伝子学・DNA配列空間学

40億年の生命の歴史はどのような未知の遺伝子機能を進化させたのか?

4.対偶遺伝学・多次元オーミクス

ビッグデータから未知の遺伝子機能に迫るための方法論は?

5.遺伝子誕生学

この広い地球上で遺伝子は今どれだけ生まれているのか?

関連する研究分野・研究領域は、以下の通りです。
【バイオインフォマティクス】
特に進化情報学・生態情報学分野
【進化学】特にゲノム進化学・生命システム進化学分野
【微生物生態学・ゲノム微生物学・環境DNA学】
特に微生物ダークマター・非モデル生物・メタゲノム・データベース分野

また上記以外にも、大きな価値観を共有した上で、新たな研究分野を開拓することを志す方を幅広く受け入れています。

具体的な研究テーマの決定にあたっては、先述した研究テーマに関連するなかで、メンバーが自分自身で考えたアイデアを積極的に受け入れ、研究計画を共に議論する方針をとっています。特に、新たな領域に挑戦することや本質的かつユニークな研究課題を探求することを志す熱意を持つ方を歓迎します(研究を遂行し成功させていく上では、本気で取り組むことが何よりも鍵になると考えています)。

大学院生として研究室への参加を希望する方へ

岩崎研究室では現在、メディカル情報生命専攻からの大学院生の受け入れは行っていません。以下の2つの専攻からの受け入れを行っていますので、各専攻のウェブサイトをご確認ください。
・東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻
・東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻

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