RNA生物学分野 平成30年度の学生募集をします

教授: 富田耕造
TEL: 04-7136-3611
E-mail: kozo_tomita{at}cbms.k.u-tokyo.ac.jp
研究室HP

研究紹介

【キーワード】RNAプロセッシング、機能、構造、制御

私たちの研究室ではヒトをはじめとする高等生物を対象とした細胞内RNA分子の発現、機能の制御システムを、分子レベルで解析をおこなうことにより、ヒトの疾患治療・診断につながる基礎的分子機構の解明、およびこれらの研究を推進する人材育成を目指します。

近年、RNA分子を介した多岐にわたる遺伝子発現制御が報告され、細胞分化、発生、がん化などの高次生命現象発現におけるRNA分子の果たす役割の重要性が指摘されています。RNAとそれに作用する蛋白質の複合体の機能解析、さらにそれらの機能制御の分子レベル解析は、今後、細胞の機能と動態、個体の疾病と発症のメカニズムなどの理解においてさらに重要性が増すと考えられ、生化学、構造生物学、分子細胞生物学、生命情報学を多角的に駆使して理解する必要があります。

私たちの研究室ではRNAの機能、合成、成熟化 - RNAプロセシング - の分子レベル解析の研究を、分子生物学、生化学、遺伝学、構造生物学手法を相補的に用いて精力的に進めています。これまで、RNAの機能、代謝を制御するRNA末端合成に関わる鋳型非依存的RNA合成酵素やウイルスRNA合成酵素等に注目し、これらの酵素群の動的反応分子機構、制御機構を明らかにしてきました。

最近では、ヒトを含む高等真核生物の蛋白質をコードしない低分子RNA(non-coding RNA)の代謝や機能制御に関わる蛋白質の分子レベル、細胞レベルでの解析など、高次生命現象発現にいたるRNAの機能発現制御の基盤研究を精力的に進めています。得られた新たな分子レベルでの知見は、情報生命科学との融合により、新たな創薬基盤を提供すると予想され、医科学への橋渡しとなると考えられます。

私たちの研究室は平成28年4月に柏キャンパスに新設されたばかりの研究室です。若く、やる気のある学生の研究室への参画をお待ちしています。質の高いRNAプロセシングに関する基盤研究を私たちと共に推進し、知的興奮を分かち合いましょう。詳細は研究室ホームページを参考にしてください。また、私たちの研究室への配属希望者、研究室訪問、見学希望者は随時対応いたしますので、電子メールにてあらかじめご連絡ください(電子メール等連絡先は研究室HPを参照にしてください)。


参考論文
Nature (2004) Vol.430, 700-704.
Nature (2006) Vol.443, 956-960.
EMBO J (2006) Vol.25, 5942-5950.
Nature (2007) Vol.449, 867-871.
EMBO J (2008) Vol.27, 713-724.
EMBO J (2009) Vol. 28, 3353-3365.
Proc Natl Acad Sci (2010) Vol.107, 15733-15738.
Structure (2011) Vol.19, 232-243.
Nat Struct Mol Biol (2012) Vol.19, 229-237.
Structure (2012) Vol.20, 1661-1669.
Structure (2014) Vol.22, 315-325.
Structure (2015) Vol.23, 830-842.

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