
【キーワード】造血幹細胞、造血腫瘍、エイジング、エピジェネティクス
幹細胞は固体の発生・維持において基幹となる細胞です。また、幹細胞制御機構の破綻が多くの疾患につながることも明らかになっています。本分野では、造血幹細胞研究から多様な生命現象を解き明かすことが重要なテーマです。
【研究課題1】幹細胞の自己複製機構:造血幹細胞の自己複製のエピジェネティック制御の理解を通して、幹細胞の制御法の開発を目指しています。
【研究課題2】癌と加齢のエピジェネティクス:がんの発症に関わるエピジェネティック制御機構の破綻は、がんの新しい治療標的として注目されています。また、加齢に伴う幹細胞のエピゲノム変化も、私たちの個体の加齢や疾患に関わることが明らかになりつつあります。造血腫瘍や造血幹細胞のエイジングをエピジェネティックな観点から研究史、新しい治療法の確立を目指しています。
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/molmed/