研究室紹介

医療イノベーションコース/兼担遠矢研究室
(医科研 生命倫理・医事法研究分野)

当研究室では、先端医科学の研究・臨床における倫理的・社会的問題や、研究・医療に関する法的課題を研究しています。医事法学は「医療・医学に関する法学」で、扱うテーマは生命倫理学とオーバラップしている部分があります。 研究手法としては、関連文献(諸外国の行政資料も含む)の調査、法解釈や裁判例の検討などが中心です。 当研究室では今のところ以下のようなテーマを取り扱っています(2025年1月現在)。 - 生殖補助技術の配偶子提供におけるELSI(Ethical, Legal and Social Issues)と法政策的検討 - 先端技術による出生に関するELSIと研究倫理 - バイオバンクや追跡調査研究に関するELSIと法の検討 - ジェンダーの観点を通した医療・臨床研究に関する検討 また、公共政策研究分野(医科研)の先生方とも連携して研究を行っています。 このほか当研究室では、臨床研究に関わる人々が、臨床研究の計画・実施や発表、倫理審査等に関して倫理的・法的な問題に直面した場合に、医科研内の研究倫理の専門家として相談を受ける活動(研究倫理コンサルテーション)も行っています。研究倫理の知識を得た上で、研究支援専門家のスキル習得も可能です。 医科学の諸課題について学際的に研究したい方や、医事法や研究倫理に興味がある方で当研究室に応募したい方は、アポイントを取り面談を行い、これまでの研究内容、課程での研究計画、卒業後の予定について自らの考え方を説明し、十分に指導教員と話し合いを行った上で受験することを強く推奨します。

研究キーワード
生命倫理、医療倫理、研究倫理、医事法
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