入試特設サイト

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴って、東京大学新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻では入試制度の変更や新たな情報提供の頻度が高くなっています。しかし、従来の専攻ウェブページはシステム上の問題で更新のためのコストが高く、受験生に必要な情報提供をタイミング良く行うことが難しくなっていました。そこで、迅速な情報提供を必要とし頻繁に更新される(1)Q&Aや、(2)資料の訂正情報の提供などに絞った特設サイト

    「入試特設サイト」

を専攻ウェブページとは別に作りました。これまで受験生から頂いたご質問をほぼカバーしていますので、まずはこちらのページを御覧ください。

よくあるご質問

よくある質問を下のカテゴリー別に整理しています。不明な点がある場合には、お問い合せください。

専攻の構成(群とコース)

<1. 2つの群と1つのコース>
Q: メディカル情報生命専攻の研究室の所属する群、コースとは何ですか。

出願書類の種類

<2. 研究科の入試要項と専攻の入試案内書の2種類>
Q: 入学願書を提出したいのですが、入手すべき書類は何になりますか。
A: 入試関係の冊子は、①新領域創成科学研究科・修士課程募集要項、②新領域創成科学研究科・博士課程募集要項、③メディカル情報生命専攻入試案内書の3つの冊子があります。ダウンロードリンクは、こちらのページから

説明会・オープンラボ

<3. 入試説明会とオープンラボ>
Q: 進学説明会はいつ開催されますか。参加することは必須でしょうか。
A:オンライン入試説明会を開催致します。詳しくはこちらをご覧下さい。

<4. 研究室訪問>
Q: 特定の先生・研究室に興味があり、訪問したいのですが。
A: 遠慮なくメールで教員にコンタクトしてください。そのメールで自己紹介や、なぜその教員・研究室に興味を持ったかを書いていただければ、お互いに都合がよいでしょう。 各先生のメールアドレスは、各研究室紹介に掲載されています。尚、教員とコンタクトできる期間は出願締め切り日までとなっていますのでご注意ください。

<5. 専攻合併後の研究テーマ>
Q: メディカルゲノム専攻と情報生命専攻が合併してできた専攻だそうですが、これまでの研究室での研究テーマは大きく変わるのでしょうか。
A: それぞれの旧専攻の研究テーマや研究室での活動内容はそのままです。研究の詳細は各教員のホームページを参照するか、直接お問い合わせください。

<6. 研究室の所在>
Q: 各先生の研究室はどのキャンパスにありますか?
A: キャンパス別の研究室もしくは研究室紹介ご覧ください。

出願資格・選考方法・入試の内容

<7. 入試の日程>
Q: 入試のA日程とB日程について教えて下さい。
A: A日程、B日程の詳細については、ホーム >入試情報 > 試験内容と日程をご覧下さい。

<8. 選考方法、4年制大学から修士課程>
Q: 修士課程の入試の流れについて教えて下さい。
A: 専攻の入試案内書の入学志願者案内(修士課程)該当部分をご覧下さい。

<9. 選考方法:他の修士課程から博士課程>
Q: メディカル情報生命専攻外の修士課程からメディカル情報生命専攻の博士課程への入学を希望する場合は、どうすればよいでしょうか。
A: 専攻の入試案内書の入学志願者案内(博士課程)該当部分をご覧下さい。

<10. 選考方法:6年制の学部から博士課程>
Q: 医学部、歯学部、獣医学部、薬学部などの6年制の学部学科を卒業(卒業見込みも含む)して、メディカルサイエンス群もしくは情報生命科学群の研究室を志望する場合はどうすれば良いでしょうか。
A: 修士課程から入学する場合は、本ページの「8. 選考方法、4年制大学から修士課程」を参照してください。優秀な方のために、博士課程に直接入学し3年間での学位取得を目指す道もあります。この場合、個別の出願資格審査が必要になります。6年制の学部や個別の出願資格審査を経て受験する場合には専門科目の筆記試験が課されます(A日程)ので注意してください。
6年制の学部から博士課程に進学を希望する場合、資格審査のために提出が必要な文書は以下の6点になります。
 ①資格審査用の博士後期課程入学願書フォーム(PDF入力版)
 ②調査票[MSword版](に入力しPDFで保存したもの)
 ③大学の卒業証明書(もしくは卒業見込証明書)
 ④大学の成績証明書
 ⑤上記取得科目の内容がわかる資料(シラバス等)、6年制を示す資料(学則等)
 ⑥年齢を確認できるもの(パスポート「氏名、生年月日記載ページ」のコピーや運転免許証等のコピー)
資格審査のための書類の提出期間は毎年A日程では5月中旬必着、B日程は10月中旬必着(博士申請スケジュール送付先は新領域創成科学研究科教務係になっていますので、ご注意ください。資格審査の結果は、A日程では6月上旬、B日程では11月中旬に連絡致します。詳細(特に⑤について)は必ず事前に研究科教務(k-kyomu[at]adm.k.u-tokyo.ac.jp)に問い合わせてください。
志望する群/コースにより、また、既卒か未卒かにより、口述試験の時期が異なりますので、専攻入学志願者案内(博士)表1を参照してください。

<11.試験の内容>
Q: 修士課程の試験の内容について教えて下さい。
A: メディカルサイエンス群と情報生命科学群を志望する場合の専門科目試験(専門学術試験A)は、生命科学、情報科学及びその関連分野から出題される12題から計4題を選択して解答するようになっています。医療イノベーションコースを志望する場合の専門科目試験(専門学術試験B)は、知的財産、生命倫理、生物統計及びその関連分野から出題される6題から計2題を選択して解答するようになっています。「過去の入試問題」からダウンロードできる過去問をご覧下さい。

Q: 博士課程の試験の内容について教えて下さい。
A: 博士課程の試験においても修士と同じ専門科目試験が課されます。群・コースによる違いについては専攻入学志願者案内(博士)表1を参照してください。

<12. TOEFLのスコア提出>
Q: TOEFLのスコアシートを提出したいのですが、可能でしょうか。
A: A日程は会場にて試験ですので、スコアシートの提出はできません。B日程ではスコアシートの提出のみで会場での試験はありません。B日程の場合、スコアシートをオンライン提出、原本提出ともに期限を守って提出する必要があります。

<13. 筆記試験・口述試験>
Q: 筆記試験、口述試験について教えてください。
A: 口述試験(面接試験)は単なる形式的なものではなく、筆記試験でカバーされなかった知識を含めたあらゆる能力を問われます。逆に言うと、筆記試験で出せなかった、受験者の能力の発揮の場です。合否を左右することがあります。通常、受験者1名に対して数名の教員という形で、1名あたり10分以上かけて行われます。

<14. 群別の入試のポイント>
Q: 博士課程の入試制度が複雑に見えますが気をつけるポイントはなんでしょうか?
A: 志望する群/コースによる違いについては、専攻入学志願者案内(博士)表1を参照してください。

<15. 併願受験>
Q: 他の専攻、他の研究科、他の大学との併願受験についての規則を教えてください。
A: 「同一研究科(新領域創成科学研究科)内」で同一日程(2023年度A日程など)の併願受験は、規則により不可です。たとえば、2023年度A日程で「メディカル情報生命専攻と先端生命科学専攻」の併願受験はできません。「東京大学内の別の研究科」に属する専攻については、不可という規則は当専攻側にはありません。他の大学の大学院とのかけもち受験を妨げる規則は、東京大学の側には、私たちの知る限りではありません。現状では、大学入試と同じように、ほとんどの受験者が複数の専攻の受験をしています。

<16. 研究室配属と人数制限>
Q: 研究室あたり教員あたりの受け入れ人数に制限はありますか。
A: 合否は、入試の成績によって決定されます。しかし、一つの研究室・教員で、十分に教育できる大学院生の数には限りがあります。修士課程入試では、第1志望の教員の収容力を超えるときには、第2志望、第3志望の教員に回る可能性があります。

<17.合格と研究室配属との関係>
Q: 大学院入試と研究室配属のタイミングはどうなりますか。
A: メディカル情報生命専攻では、合格と研究室配属(志望教員の決定)がカップルしています。入学の日(4月1日)からすぐ研究室の中に入り、「自らの研究を通じての教育」の道を進むことになります。東京大学の他のいくつかの大学院修士課程では、入学後1月ほどしてから決まる例、半年してから決まる例などがあるようです。

外国人学生の受験

<18. 外国人留学生向けの制度>
Q: 外国人特別選考制度はないのでしょうか?
A: メディカル情報生命専攻では、外国人等特別選考を行いませんが、希望により一般入試の設問はすべて日英2ヶ国語でなされ(ただし、日英いずれかひとつのみを調査票で選択する必要があります)、解答も日英2ヶ国語のどちらでもできます。

<19. 外国人学生の入学実績>
Q: 外国人入学の現状はどのようになっていますか?
A: 現在数十人が在籍しています。問い合わせは種々の国の方から有ります。

<20. 日本語能力>
Q: 日本語能力は問われますか?
A: 入学には日本語能力は必須では有りません。ただし、志望の研究室では、日本語であれ英語であれ、研究室のメンバーとコミュニケーションする意志と能力は求められています。

教育内容・講義

<21. 教育内容の特徴>
Q: 教育内容の特徴は何でしょうか?
A: 「研究を通じての教育」でしょう。 入学の日(4月1日)からすぐ研究室の中に入り、「自らの研究を通じての教育」の道を進むことになります。 自分の研究を進め、論文などを読んで紹介する「特別研究」「演習」が必修の中心です。
 また、多様な分野の研究を行なっている研究者が教員となっているため、きわめて広い分野の講義、演習を受講できることも特徴です。
 例えば、「病院体験実習」では、1週間にわたり実際に臨床現場の業務を体験してもらいます。この他に特徴ある演習(選択)として、「研究国際化演習V」があります。3か月間フランスのリヨンに交換留学してもらう演習です。希望者は書類審査の後、5月中旬、英語による面接を実施、選抜で合格した者が渡仏して現地での教育、研究に参加してもらいます。
 また、修士課程または博士課程において、所定の科目を履修した者には、課程修了と同時に、認定証が授与されます。「情報生命科学プログラム修了証(CBSP修了証)」は、”情報生命解析エキスパート”の証、幅広い実験系の知識だけでなく、情報学分野単独でも真に優れた素養を持った研究者を育てる試みです。「メディカルゲノムサイエンスプログラム修了証(MGSP修了証)」は、メディカルサイエンスのエキスパートの証です。我々の専攻では、生命科学の応用の時代と言われる21世紀の日本の研究をリードしつつ、生命科学の情報化とライフイノベーションに貢献する人材を広く輩出していくことを目指しています。

<22. 講義の内容>
Q: 私は学部在学時に数学系の科目はほとんど履修していませんでした。メディカルサイエンス群を希望して受験しようと思いますが入学後不利になるでしょうか。
A: 旧メディカルゲノム専攻、情報生命科学専攻で実施されてきたほとんど全てのカリキュラム・授業がこれまで通りの組み合わせで選択できますので、旧メディカルゲノム専攻と同等の履修パターンを選択することが新専攻入学後も可能です。また、情報科学・バイオインフォマティクス科目も初歩的な講義が揃っていますので入学後にはじめて学ぶことも容易です。

Q: 情報科学を究めるべくこれまでの情報生命科学専攻への入学を希望しておりましたが、メディカル情報生命専攻ではこれまで同様の教育が受けられるのでしょうか?
A: 従来の情報科学に関する教育課程は完全に保持されますし、それに加えて広く応用的な視点からのメディカルサイエンスの教育を受けることが可能になります。

<23. 講義の場所>
Q: 講義はどのキャンパスで行われますか?メディカル情報生命専攻の大学院生は、いろいろなキャンパスを移動するのですか?
A: COVID-19 対応のため東京大学が警戒態勢に入っている期間中はzoomによるオンライン講義を行う場合があります。2023年度も夏セメスター(S1,S2)はzoomによる講義を継続しています。以下は平常時についての記述です。
A: メディカルサイエンス群の教員による講義・演習は、柏・白金台・本郷(定量研)の3キャンパスにテレビ会議システムにより配信されます。つくばキャンパスの教員による講義は基本的には柏キャンパスで行います。
 情報生命科学群の教員による講義は、柏を中心に、本郷(浅野)でも行われます。ほとんどの講義はテレビ会議システムによって配信され、自分の所属する研究室のキャンパスで聴講することが可能です。お台場の産総研でもTV会議システムを通じての遠隔地受講が可能です。講義によっては白金台キャンパスに中継することも検討されています。
 医療イノベーションコースによる講義は、柏・白金台・本郷(定量研)の3キャンパスに配信、演習の一部は柏・白金台の2キャンパス配信となっています。

<24. 他専攻、他の研究科の講義の履修>
Q: メディカル情報生命専攻に入学して、他の専攻、他の研究科の講義を履修する事は可能でしょうか。
A: 東京大学の大学院は、専攻間、研究科間の垣根が低くなっています。 とくにメディカル情報生命専攻は他の専攻、他の研究科の講義などの履修に寛容であり、他の専攻、他の研究科で得た単位を10単位まで修了のための単位として認めています。また学部の講義を履修する事もできます。これらには指導教員の了承が必要です。ただし、他の専攻、他の研究科の側で、外部からの履修を制限している場合もありますので、ご注意ください。 柏キャンパスの学生の多くは、同じ柏キャンパスで行われる新領域・先端生命科学専攻の講義を履修します。 白金台キャンパスの学生の多くは、医科研で行われる医学系の「大学院セミナー」を履修し、また、そのうちの一部は、本郷キャンパスでの理学系 (生物科学専攻)、農学生命科学系など様々な講義を履修しています。本郷キャンパスの学生は、理学系の講義を中心に本郷での様々な講義を履修しています。
 現在、東京大学のキャンパス間で講義の映像をテレビ会議システム中継する「遠隔地講義システム」が整備されています。
 また、お台場、つくば等のその他のキャンパスに通う学生も最寄りのキャンパスに赴いて、直接あるいはTV会議システムを最大限活用して、支障なく講義を受講しています。

<25. 講義の言語>
Q: 英語の授業はありますか?
A: 基本的には日本語ですが、できる限り英語だけの学生もサポートします。毎年数人日本語がはじめての学生が入学しています。逆に、英語を学びたい日本人の学生に対しての英語講義も充実しています。「国際化演習」では英語による発表資料の作成、発表スキルの指導を受けることができます。また、海外からの講演者を招いての講演会も毎週のように行われ所定のレポートの提出により単位として認定されます。

学位

<26. 学位>
Q: どのような学位が授与されますか。
A: 修士(医科学)もしくは修士(科学)と博士(医科学)もしくは博士(科学)です。医療イノベーションコースでは、修士(科学)と博士(科学)です。

<27. 修士号の条件>
Q: 修士号の授与の条件は何でしょうか。
A: 十分な研究成果をあげた事です。(十分に「勉強」したと言う事ではありません。自分の手によるオリジナルな研究成果が要求されます。)

<28. 博士号の条件>
Q: 博士号の授与の条件は何でしょうか。
A: 審査委員会による博士論文の内容の審査で、合否を判定します。
「査読のある英文誌に筆頭著者としての論文が1報は受理されていること」が必要条件です。

進学・就職

<29. 博士課程進学>
Q: 修士課程の入学者の進学状況、博士課程への入学者数は、どうでしょうか。
A: 「卒業後の進路」のページをご覧ください。

受験者データ

<30. 入学者の出身>
Q: 修士課程の入学者の出身大学、学部、学科は?
A: 近年の実績は研究科の入試案内の「5.過去の入試結果」に過去5年分のデータが掲載されています。
 東京大学の場合も、他大学の場合も、学部学科はきわめて多様です。学部としては、理学部、工学部、農学部、薬学部、生命科学部、教養学部、文学部、医学部、獣医学部などがあります。学問分野としては、生命系、化学系(化学工学、生化学を含む)、薬学系、農学系(農芸化学系、農業生物系)、情報系、物理系、心理系、医学系、獣医系など様々です。

<31. 内部進学者>
Q: 卒業研究からの内部進学者はいますか?
A: 一部の教員は学部を兼担しています。その学科の4年生を数名研究室に受け入れています。これまでは、そのうち多くが、メディカル情報生命専攻に入学しています。その他にも、大学間協定等に基づいて、卒業研究を指導するために他の大学などの学生を受け入れている研究室が一部にあります。その進学状況などは、各教員に個別にお問い合わせください。

<30. 学内と学外>
Q: 東京大学内部からの受験者と外部からの受験者は、入試で区別されますか。
A: 修士課程への入試では、区別はいっさいありません。博士課程への入試では、東京大学の大学院修士課程の在学生と修了者の場合、その修士課程の入学試験に英語があった場合、英語の試験は免除されます。

注意:
この文書と「募集要項」「入試案内書」の間で、記載の食い違いがあるときには、「募集要項」「入試案内書」の記載を優先します。

入試情報

東京大学
東京大学大学院新領域創成科学研究科
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